賢い不動産購入研究所(ひとり言) 
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ひとり言)

時々テレビ等で、欠陥住宅や悪徳業者の問題を取り上げていますが、それを材料
必要以上に不安を与えて、建物調査を勧めている建築士さんがいるそうです。
 (設計の仕事が取れない等の事情があるようですが・・・)

念には念ということで、お金に余裕があるなら、やらないよりはましな場合もあるかも知れませんが、
実際にマスコミに取り上げられているような悪徳業者は、近年ほとんど淘されているように思います。

大手業者や地元密着でやっている業者の大半は、そんな悪質な手抜きや騙しまではやらないでしょう。
それに建築関係法規や消費者保護の法律も、ここ数年でかなり厳しくなっています。

さもトラブル続発、のように強調する調査会社は、逆に要注意の場合があるようです。

必要以上の、仰々しい建物検査を行って商売しょうとしている調査会社があるとしたら、その為の対策の
研究も必要になってしまいます。


実際は余程評判の悪い業者や素人目にも不安な場合以外は、高額費用を出してまでの調査は必要ない
のだろう、と私どもは思っています。

先日、デベロッパーの友人から、最近おこなった新築マンションの内覧会で、
半分以上のお客さんが調査会社の人を連れて来た、と聞いて驚きました。(商売繁盛?)

売主としては、かえってその方が説明が楽だそうですが・・・
 (施工側の説明に対し、専門家だから理解が早いから)。

色々な器具を使ってのチェックは当然、役所や施主・施工サイドで事前に行っている訳で、それをわざわざ
お金を払って、目の前でやってもらって安心したいのでしょうか。

目に見える欠陥は、あなたがしっかり見れば分かります。
 (気になる部分は素人でも分かるように説明してもらえばいいのです)

そこで発見されないような目に見えない欠陥があっても、売主には瑕疵(かし)担保責任があり、新築なら
必ず10年以上の保証が付く時代です。

調査会社よりはるかに責任重大です。(多くの調査会社の責任は、
受領調査費の範囲のみ

同じマンションの立会いに何度も同じ調査の人が来る(別の客の依頼で)ことも多いそうで、お金に余裕の
ある人が多いんだなあ、と言うと、デベの彼いわく、 「まいどーって感じで、いい商売だよね」。

見方を変えると、調査会社の建築士さんは、不動産業者や工務店を悪者扱いして商売している訳で、本当
の悪徳業者に対しては正義の味方となるけど、大部分の業者から見たら、人を勝手に悪者扱いして商売し
ている、と写るようです。

買主の利益を考えたら、もし同じマンションで、たまたま複数の人からも依頼を受けたら、調査費用は
割安にすべきでしょう。
調査の手間は軽減するし、書類作成も楽になるんだから。

そのマンションは、有名建築家の設計で施工も大手、国土交通省の「住宅性能表示基準」の、
「設計住宅性能評価書」と、「建設住宅性能評価書」が交付されていました。

建築中何度も一流建築士がチェックし、役所(建築課)の人も基礎工事から、途中の中間検査をした上
で、
完了検査をしているのです。

そんな物件で
完成後、目視レベルの確認をして貰うことに、どれ程の意味があるというのだろう?

本気で責任持つ気なら、建築中、いや基礎から何度もチェックしないと意味ないでしょう。

依頼された段階・時期にもよりますが、どう説明しているのだろう?

依頼する方は素人ですから、
説明の仕方ひとつでどうにでもなりそうです。

中には形式的な気休めで、責任は取れないけど、それでも数万円払いますか、と本当は説明すべき
ケースもあるだろうと感じたのです。(実際、調査会社の責任は
限定的です)

現状は、安心料代わりに10万円スッと払えるような方々が購入している物件は、本来の調査の必要性
とは、最も縁のない優良物件が多いようです。(調査会社もリスクがなき好都合?・・・)

当研究室の目的から、あえて反発覚悟で申し上げているのです。

勿論、
勧める場合もありますが、限られます。

もし相談段階で物件に問題があると気付いた場合は、値引き交渉以前の問題としてアドバイスします。

諸費用の出費は、
必要で価値あることのみ、妥当な金額を、と心得ましょう。



念のため)


ある調査会社では購入の事前相談から引渡しまでのサポートとして、合計数十万円のサービス
あるそうで、またそれを利用する人もある、と聞いて驚きました。

中には累計で100万円近く払う人もいるらしいのですが、仲介手数料を2倍払っているようなもの。
そうまでして、第3者の確認が欲しいということで、お金の問題じゃないのでしょうね。

調査書類の大半が、売主や業者から交付されるものとダブります。

私は、そこまで信用できない業者や営業マンからなぜ買うの?と思ってしまうのですが。

車を買うのに、わざわざ別に専門家や整備士を雇って確認するようなものです。

ディーラーは責任を持って製造・整備しているのに、わざわざボンネットを開けて、ちゃんとボルトは
締まっているか、整備漏れはないか、第3者に点検してもらうとしたら。

「ここがプラグで、ここがリ−ド線で、ちゃんと繋がってますね。
 このボルトが緩んでいたら問題だけど、ちゃんと締まってますね。…・」

無料ならいいですが、事情が分かっている人から見たら、ムダに思えて仕方ないようです。

もし、必要以上に不安をあおって、需要を生み出している風潮があるのなら、これも、業界の健全化
にとって新たな問題かも…なんて感じています。
その裏には、別の問題もあるように聞いています(ここでは述べませんが)

本当に必要なサービスを、良心的な料金でやっている所の方が、少数派という声を聞きます。

例えば新築マンションの内覧会の同行は、ほぼ同じ内容なのに3〜4万以内から、10万円以上の所もあります。
 (うまく言われて、更にオプション調査を追加してしまうと相当な金額になります)

いずれにしても、このサイトをご覧のあなたは、お金を払うのは
本当に必要なものやサービスにのみ、
妥当な金額を払う
ということを心掛けて下さいね。(迷うようならご相談下さい)

関係業者の方で、ご意見・反論などがございましたら、是非ご連絡下さい。

また、当研究室の趣旨に、ご賛同の方がいらっしゃれば、意見交換致しましょう。